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協会コラムVol.47 足指を解すと・・・・・・

協会コラム ~だから、Medicell~
Vol.47 足指を解すと・・・・・・

手もですが足にもツボが多くあることもあって、健康面に対して色々な影響があると、広くあちこちで話題になりますね。
そして「老化は足(脚)から。」と、古くから言われてきました。
実は、こうした足(脚)と健康の関連は、色々な角度から語ることができます。
そんな中で、血液の循環という点から「足(脚)は第二の心臓」と、これもしばしば言われます。特に、ふくらはぎ

そもそも心臓は、全身を循環した後に心臓に還ってくる血液(静脈還流)によって、心臓の拍動の強さが変わります。しっかりと血液が帰ってくると、心臓は強く拍動して、血液をしっかりと送り出します。

そこでふくらはぎ。
立っている状態・座っている状態では、重力によって血液が下方に引き寄せられるので、ふくらはぎから足部に血液が集まりがちになります。
ふくらはぎから足が浮腫むと、心臓に還る血液が少なくなります。その結果、心臓から送り出される血液の量(拍出量)が減ります。
したがって、ふくらはぎと足の筋肉は軟らかくて収縮しやすい状態にしておくことが、血液循環のために大切です。筋肉が収縮して血管を絞り出すようにして血液循環を促す働きを、ミルキングアクションといいます。ふくらはぎには下腿三頭筋とヒラメ筋もですが、イラストに示されているように、脚の指に繋がる筋肉もあります。ということは、腓腹筋とヒラメ筋を軟らかくすることプラス、足指の筋肉を解して動きやすい状態にしておくと、血液循環にとって良いということですね。

足指を動かすと、ふくらはぎの中で足指を動かす筋肉が動いて、ふくらはぎの血管にミルキングアクションが作用して、血液の流れを促します
足の甲や足裏への施術は、血液循環の促進に役立つことも、大切にしておきたいですね。

筆者:竹内 研(一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長)

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