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協会コラムVol.57 エピジェネティクス

協会コラム ~だから、Medicell~
Vol.57 エピジェネティクス

 健康状態には、実に多くのファクターが関わっています。
「これをやっておけば大丈夫。」と多くの人は思いたいところですが、実はそうはいかない。だからこそ、世に健康法というものが数多ある。いったいどれが良いの?どれが必要なの?

とかく忘れられがちなのが、遺伝的要因
自分がどんな遺伝的要因をもって生まれてきているのか。
体質といっても良いかもです。
一番わかりやすいのは、自分の先祖の人達が、どんな病気になっていたり、どんな亡くなり方をしたか
これらを観てみると、なんとなく自分の遺伝的な要因が想像できます。
遺伝的要因つまり遺伝情報は、ご存知の通りDNAに保存されていますDNAは設計図

私たちの身体の細胞は、日々刻々と新しく生まれています。どんな細胞が生まれてくるか、その設計図がDNAの遺伝情報。ですから、新しく生まれる細胞は、その設計図通りに作られる。つまり、それまでの細胞と同じような細胞がつくられる。
だから、例えば肩こり症の人は、肩こりを起こしやすい体質になるような細胞がつくられる。
DNAが持っているどの遺伝情報がスイッチ・オンになるかによって、体質ひいては健康状態が決まる。例えば、ガンになるという遺伝情報を持っている人は、ガンになる可能性があるわけですが、実はその人もガンにならないという遺伝子情報も持っています。もしガンにならないという遺伝子情報がスイッチ・オンになれば、ガンにはならない。

こうしたメカニズムに関する科学が、エピジェネティクス。日本語では後生遺伝学と呼びます。
生物は、遺伝子情報から逃れることはできません。結局、遺伝子情報という設計図通りの状態になっていきます。驚くなかれ、エピジェネティクスの研究の進化によって、ある人が「何歳ごろにどんな病気になるか。」ということも、かなり正確に予測できるところまできています。
表面的な健康情報が蔓延する現代
やはり根本は、生物としての原則について、理解しておくことが大切。遺伝はその中心です。

筆者:竹内 研(一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長)

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