協会コラム ~だから、Medicell~
Vol.58 主動筋と拮抗筋
肘の関節の屈曲(曲げる)と伸展(伸ばす)を行うのは、上腕二頭筋と上腕三頭筋。
みなさんよくご存知の通り。
曲げる時は上腕二頭筋が主動筋。伸ばす時は上腕三頭筋が主動筋。

主動筋が短縮する(縮む)時に伸長する(伸びる)筋肉が拮抗筋。
ここで大切なのは、拮抗筋が伸びる時には、その筋肉は弛緩つまりゆるむこと。
この仕組みのメカニズムを、相反神経支配といいます。

拮抗筋は主動筋が縮む時に縮んだら(収縮したら)都合が悪い。なので、拮抗筋に送られる収縮する命令を抑制する必要があります。
このメカニズムがちゃんと機能しないと、動作がスムーズに行えない。スポーツの動きもそうだし、歩行動作もそうです。単に、筋肉などが硬くなるだけではなく、この神経的なメカニズムが円滑に働かなくなることも、色々な動作が上手くできなくなる原因です。
神経系全般にいえることですが、神経の働きを維持・改善するためには、神経に刺激を入力することです。

入力が少なくなると、神経の働きつまり伝達が衰えていきます。
神経系への刺激の入力として重要なのが、皮膚が受け取る刺激と、筋肉や靭帯や腱などが動くことによる刺激です。
メディセル療法では、こうした二つの仕組みが関与していると考えられています。
筆者:竹内 研(一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長)