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協会コラムVol.59 自我について

協会コラム ~だから、Medicell~
Vol.59 自我について

 自我というワードを目にしたり耳にすることが少なくなってきている気がします。
オギャーと生まれてきて、成長するに伴って自我が形成されると、発達心理学などで習った記憶があります。
自我は色々な学問において用いられてきました。もちろん宗教や人間の生き方や心について語る分野においても。
日常生活でも、「あの人は我が強い。」とか「我の張り合い。」とか、自我に類する表現をします。

自我を簡単に表すと、その人自身が「私はこんな人。」と強く信じ込んでいる内容と言えるでしょう。自我をエゴと表すこともあります
表面的に自分はこうだと思っている内容にとどまらず、もっと深い自己に対する捉え方です。自分自身気づいていないこともたくさん。
代表的な自我つまりエゴを評価する検査エゴグラムです。

私達は、自我をもとに考え、感じたり受け止めたり、判断したり行動したり。わたしたちの日々の生き方そのものが、自我によってつくられている
自我通りの考えや行動で上手くいくのなら問題は無いのですが。なかなかそうはいかないことも。
そうだとしたら、自分の自我とは異なる思考や行動が必要。これは難儀ですね。自我はいわゆる潜在意識と関連するものだから。自分ですぐにどうこう変えることが難しい。
情動といって、体の反応も伴う深い心の動きが、自我と強く関わっています
ですので、体にアプローチすることによって、深い心に働きかけることができて、自我にも作用することが可能です。自らの強固な自我に、揺らぎを起こすことが可能です。
心身共に心地よい状況に身を置くと、自分でも意外なほど気持ちが変わったり、新しい考えが浮かんできたり、ヒラメキが起きたり、といった経験は多くの方々にあるのではないでしょうか。

自我と体の感覚との間には深い関係性があります体の感覚については、大きな作用を皮膚が担っています

筆者:竹内 研(一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長)

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