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協会コラムVol.64 深層外旋六筋

協会コラム ~だから、Medicell~
Vol.64 深層外旋六筋

 深層外旋六筋の働きは、一言でいえば 股関節を“安定させながら自由に動かす”ための、身体の要となる筋群です。
深層外旋六筋とは何をしている筋肉かというと。
股関節の奥で骨盤と大腿骨をつなぎ、股関節を安定させつつ回旋(ひねり)をコントロールする筋肉の総称です。その働きは、

①立つ・歩く・走る・しゃがむなど、あらゆる動作の“土台の安定”をつくる
②股関節を外にひねる(外旋)動きをつくる
③骨盤がブレないように支える
④腰や膝の負担を減らす

深層にあるため目立ちませんが、体幹と脚をつなぐ“要のヒンジ”のような存在です。

深層外旋六筋とは、
①梨状筋
②上双子筋
③内閉鎖筋
④下双子筋
⑤外閉鎖筋
⑥大腿方形筋

これらがセットで働き、股関節の奥で“ジャイロ”のように安定を作ります。

①股関節を外にひねる(外旋)
脚を外に開いたり、つま先を外に向けるときに働きます。 ただし、単純に「外にひねる」だけでなく、微妙な角度調整も担当。
②股関節の安定化(これが最重要)
立っているときに骨盤がグラつかない
歩くときに膝が内側に入らない
しゃがむときに腰が丸まらない
こうした“ブレない動き”を裏で支えています。
③骨盤の位置を整える
深層回旋六筋が弱いと、骨盤が前後左右に傾きやすくなり、 腰痛・膝痛・股関節痛の原因になりやすいです。
④体幹と脚の連動をスムーズにする
スポーツ動作(走る・跳ぶ・方向転換)では、 股関節の軸が安定しているかどうかがパフォーマンスを左右します。 深層外旋六筋がその“軸”を作ります。

日常での働きでいうと。深層外旋六筋が活性化すると、靴下を履くときに片脚で立てるとか、階段をスムーズに上がれる、長時間歩いても腰が痛くならない、しゃがんだときに膝が内側に入らない、スポーツで急な方向転換ができる、など。
逆に働きが悪くなると、膝が内側に入る(ニーイン)とか、O脚・X脚の悪化、腰痛・坐骨神経痛の誘発、股関節の詰まり感、歩き方が不安定になる、など。
深層回旋六筋は“見えないけれど超重要”な筋肉です。

筆者:竹内 研(一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長)

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